その他の事業
その他の事業
海外事業
当社は2011年に神戸空港にてエアバスグループ向けに格納庫の提供を開始したことを機に海外進出しました。海外での旺盛な航空需要をとらえ、2013年には現地法人を設立し体制を強化。現在では、シンガポールとカナダにおいて航空関連施設等を提供するほか、シミュレーターやエンジンリース事業者などへのファイナンスも実施し、着実に事業を拡大しています。
主な施設
海外展開のあゆみ
2013年
2014年
セレター空港にてヘリコプター格納庫の融資を開始(2019年に契約終了)
セレター空港にてエンジン整備工場の提供を開始
所在地:シンガポール セレター空港
延床面積:5,399.14m²
入居者:ベクターエアロスペース・アジア社
2016年
セレター空港にてパイロット訓練施設の提供を開始
所在地:シンガポール セレター空港
延床面積:9,219m²
貸与先:エアバスグループ シンガポール社
2017年
カナダ・ラングレー空港にてヘリコプター整備施設の提供を開始
所在地:カナダ ラングレー空港
延床面積:7,700m²
入居者:スタンダードエアロ社
2018年
2020年
シンガポールにて事務所を開設
シンガポールにて、現地での営業力強化や当社グループ全体の海外情報収集を目的に、要員を配置して新たな事務所を開設しました。
2022年
AFSがエンジン調達費用に対する融資契約を締結
融資先:Total Engine Asset Management Pte. Ltd.
航空機ファンドに大口投資家として出資契約を締結
出資先:株式会社マーキュリアインベストメント
2023年
セレター空港にてエンジン整備工場の屋上に太陽光発電設備を設置
設置施設:シンガポール・セレター空港エンジン整備工場
年間発電量:約488,100kWh
売電先:ベクターエアロスペース・アジア社(自家消費用電力)
最近の取り組み
航空機ファンド
株式会社マーキュリアインベストメントと航空機ファンドへの出資契約を締結しました。
新型コロナ発生後、本邦投資家向けの航空機ファンドとしては初の取り組みとなり、当社は大口投資家として出資参画しています。
太陽光発電事業
クリーンエネルギーの活用は、持続可能な社会をかなえる一歩。当社では、空港内外の施設屋上や遊休地を活用した「太陽光発電」事業にも力を入れています。2013年に千葉県成田市でソーラー発電所を設けて以降、年間5,200千kwh、約1370世帯分の電気をまかなえるようになりました。今後も再生可能エネルギーの活用を通じて、SDGsへ貢献していきます。
羽田空港にメガワット級の太陽光発電施設を設置
当社の国内貨物ターミナル施設にメガワット級の能力を持つ太陽光パネルを設置。
年間約270世帯相当分の発電を行い、生産した電気を地区内で自家消費することでクリーンなエネルギーの導入を図ります。
当社が所有している太陽光発電施設は合計で年間約3,100t相当のCO2排出量相当分の電力を発電しております。今後も再生可能エネルギーへの投資を通じてCO2排出量削減に貢献して参ります。
参考:当社太陽光発電施設
- 竣工年月
- 2013年
10月
- 施設名称
- 本三里塚ソーラー発電所
- 設置場所
- 千葉県成田市
- 年間発電量
- 約800千kWh
- 年間CO2
削減量※1 - 約390t
- 竣工年月
- 2014年
3月
- 施設名称
- 鹿児島空港
第一・第二格納庫及び倉庫(屋上)
- 設置場所
- 鹿児島空港
- 年間発電量※1
- 約300千kWh
- 年間CO2削減量※2
- 約150t
- 竣工年月
- 2016年
1月
- 施設名称
- 岐阜瑞浪ソーラー発電所
- 設置場所
- 岐阜県瑞浪市
- 年間発電量※1
- 約1,600千kWh
- 年間CO2削減量※2
- 約780t
- 竣工年月
- 2018年
1月
- 施設名称
- TRC物流ビルB棟屋根
ソーラー発電所
- 設置場所
- 東京都大田区
- 年間発電量※1
- 約2,500千kWh
- 年間CO2削減量※2
- 約1,220t
- 竣工年月
- 2020年
12月
- 施設名称
- 羽田空港
国内貨物ターミナル(屋上)
- 設置場所
- 羽田空港
- 年間発電量※1
- 約1,200千kWh
- 年間CO2削減量※2
- 約590t
- 竣工年月
- 2023年
5月
- 施設名称
- シンガポール・セレター空港
エンジン整備工場(屋上)
- 設置場所
- シンガポール
セレター空港
- 年間発電量※1
- 約457千kWh
- 年間CO2削減量※2
- 約190t※2
※1:CO2削減量=0.489〔CO2/kWh〕換算(東京都環境確保条例による定期報告書に基づく換算係数)
※2:CO2削減量=0.416〔CO2/kWh〕換算
(シンガポールのThe Operating Margin Grid Emission Factor に基づく換算係数)