環境への取り組み
省エネルギー・二酸化炭素削減等、地球温暖化への対応
再生可能エネルギーの活用(太陽光発電事業)
SDプラントによる排水基準に則した航空機の汚水処理
再生可能エネルギー
羽田空港にメガワット級の太陽光発電施設を設置
当社の国内貨物ターミナル施設にメガワット級の能力を持つ太陽光パネルを設置。
年間約270世帯相当分の発電を行い、自社施設の消費電力の一部を賄うことでクリーンなエネルギーの導入を図ります。
また本件は地球温暖化をはじめとする環境問題の解決に貢献するグリーンプロジェクトとして進めており、投資にかかる費用の一部をグリーンボンドにて調達しております。
当社が所有している太陽光発電施設は合計で、年間約3,100tのCO2排出量相当分電力を発電しております。今後も再生可能エネルギーへの投資を通じてCO2排出量削減に貢献して参ります。
参考:当社太陽光発電施設
竣工年月 | 施設名称 | 設置場所 | 年間発電量 | 年間CO2削減量※1 |
---|---|---|---|---|
2013年10月 | 本三里塚ソーラー発電所 | 千葉県成田市 | 約800千kWh | 約390t |
2014年3月 | 鹿児島空港 第一・第二格納庫及び倉庫(屋上) |
鹿児島空港 | 約300千kWh | 約150t |
2016年1月 | 岐阜瑞浪ソーラー発電所 | 岐阜県瑞浪市 | 約1,600千kWh | 約780t |
2018年1月 | TRC物流ビルB棟屋根 ソーラー発電所 |
東京都大田区 | 約2,500千kWh | 約1,220t |
2020年12月 | 羽田空港 国内貨物ターミナル(屋上) |
羽田空港 | 約1,200千kWh | 約590t |
2023年5月 | シンガポール・セレター空港 エンジン整備工場(屋上) |
シンガポール セレター空港 |
約457千kWh | 約190t※2 |
※1:CO2削減量=0.489〔CO2/kWh〕換算(東京都環境確保条例による定期報告書に基づく換算係数)
※2:CO2削減量=0.416〔CO2/kWh〕換算
(シンガポールのThe Operating Margin Grid Emission Factor に基づく換算係数)
CO2削減
東京都へCO2削減分を寄付
環境への取り組みについて、当社グループでは、再生可能エネルギーへの取り組みのほか、環境対策への設備投資や運用方法の工夫、日頃の業務における社員の環境意識向上に向けた啓発活動等を行うことで、積極的にCO2排出量削減へ取り組んでおります。こうした成果により、当社及びグループ会社である東京空港冷暖房株式会社は、東京都キャップ&トレード制度(※1)に基づく削減義務量を超える削減を行うことができ、2020年3月には超過削減量(※2)を東京都に寄付しました。
空港施設グループ CO2削減量合計
※2 第一計画期間中の超過削減量については、東京都による東日本大震災に伴う排出係数の見直しを受けたため、削減義務量と超過削減量の合計が削減実績量を上回っております。(「総量削減義務と排出量取引制度における排出量取引運用ガイドライン」を参照)
※2 第一計画期間中の超過削減量については、東京都による東日本大震災に伴う排出係数の見直しを受けたため、削減義務量と超過削減量の合計が削減実績量を上回っております。(「総量削減義務と排出量取引制度における排出量取引運用ガイドライン」を参照)
LED照明の積極採用による省エネ機器への更新
最新投資案件
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SDプラント
SDプラントについて
排水基準に適合するよう微生物等を利用しながら汚水を処理する航空機汚水処理種施設(SDプラント)は、当社が長年培ったノウハウを凝縮した施設であり、現在、全国8ヶ所の空港で活躍しています。
羽田空港では2020年3月にさらなる航空需要の増大に備え、処理能力を強化した新たなSDプラントを竣工しました。
航空機の運航によって発生する汚水による水質汚染を防ぎ、川や海の水質保全に貢献しています。
- 航空機汚染水処理の流れ
熱供給事業
羽田空港で地域冷暖房を通じて空を支えています
羽田空港は、旅行やビジネスでの移動はもちろん、空港エリア内に勤務される方々を含め、毎日多くの人々が利用しています。当社グループである東京空港冷暖房株式会社は、電力や通信、上下水道と同様に、空港機能の一端を担うインフラである「熱」を供給し、羽田空港の円滑・快適な運営をサポートしています。具体的には、第1・第2旅客ターミナルビルや当社多目的ビルへは冷暖房用の熱を供給し、格納庫や整備工場、機内食工場等の空港関連施設へは冷暖房用の熱のほか、特殊用途に使用する熱も供給しています。