投資家の皆様へ 投資家の皆様へ

田村 滋朗

空港内事業を重要な
事業基盤としつつ、
空港外での取り組みも加速させ、
中長期経営計画の早期達成に向けて
尽力してまいります。

代表取締役社長執行役員
田村 滋朗

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

コロナ禍からの経済活動の正常化が進み、緩やかな回復が続いている一方で、物価上昇や不安定な世界情勢等、引き続き注視すべきことも多くございます。

航空業界では旺盛な訪日需要とレジャー需要に支えられ、旅客数は国内線・国際線ともに好調に推移しており、今後も旺盛な旅客需要の継続が期待されます。

このような環境下のもと、当社グループの2024年3 月期の業績につきましては、売上高259億5千万円、営業利益31億8千万円、経常利益31億7千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は20億2千万円と増収増益となりました。

この業績を反映し、期末配当は期初予定から3円上回る10円、年間配当は1株当たり17円といたしました。引き続き、安定した経営基盤の維持と財務体質の強化を基本として、配当性向40%以上を目指しながら、株主の皆様には安定的かつ継続的な利益還元を実施してまいります。

当社の事業基盤である空港内事業においては、既存物件の収益性の向上に努めるとともに、羽田空港国内貨物ターミナル地区において生鮮センターを整備いたしました。

また、当社グループは2022年5月に中長期経営計画を発表しており、重点施策のひとつであるノンアセット事業では、これまでに計5棟の物件を取得し、バリューアップ工事等を通じて物件価値の向上に取り組んでおります。今後、販売用不動産の売却も視野に入れ、更なる事業拡大に尽力してまいります。

そして、サステイナブルな社会の実現に貢献すべく、 CO2排出量の削減や新エネルギーの利活用に向けた取り組みなど、事業を通じて社会的課題の解決にも積極的に取り組んでおります。

引き続き、持続的成長と企業価値向上のために、空港内事業を重要な事業基盤としつつ、空港外での取り組みも加速させ、中長期経営計画の早期達成に向けて役職員一同尽力してまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年6月
代表取締役社長執行役員
田村 滋朗

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